バッテリー・エリミネーター by Grandpa Teddy Electronic and Radio Workshop
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20世紀はじめのラジオ創成期、真空管が開発され、瞬く間に普及を遂げ、真空管式ラジオが生まれました。真空管はフィラメントを点灯して、陽極(プレート)に高い電圧を印加しないと動作しません。当初のラジオは、真空管の性能と整流技術から、交流電源ではハム雑音で実用にならず、蓄電池で働かせていました。

当時のラジオには、1.5V、3V、4.5V、6V、9V、22.5V、45V、67.5V(45V2+22.5V))、90V(45Vx2)、135V(45Vx3)などのバッテリーを必要としますが、低電圧のモノを除いて、現在ではほとんど目にすることはありません。

そこで、バッテリーエリミネーター Battery Eliminator が必要になります。バッテリー式ラジオは、主にフィラメント点灯用A電源、プレート用B電源、グリッド・バイアス用C電源に大別されます。ラジオによってはB電源、C電源が複数電圧で供給することも必要になります。

どうせ作るなら、当時出回っていた色々なメーカーや形式のラジオを駆動できるようにしたいものです。

Battery Eliminator 設計条件

今回、バッテリー・エリミネーターを設計する上で、以下の点に留意します。
  1. 当時、市販されたバッテリー・ラジオにできるだけ対応したい。

  2. 元々バッテリーで使用する機器のため、電源のリップル含有率に注意する。

  3. ハイ・インピーダンスの真空管回路に適応するための電源側レスポンスに配慮する。

  4. A+、B−、C+がコモン(共通アース)になる場合が比較的多いですが、ラジオによって、コモンが異なる場合があるため、各電源間は完全に独立させる。

  5. A電源の電圧1.2V〜6.0Vの間で設定可能とする。当時の代表的な真空管01Aのフィラメント電流は0.25Aですから、5球として1.25A、6球で1.5Aですが、電流の多い球が含まれる場合も考え、安全を見て最大直流電流は4Aとする。

  6. B電源の電圧は22.5V、45V、67.5V、90V、135Vを基準とする。01Aはプレート電圧135V、グリッド電圧-9Vでプレート電流3mAですから合計で20〜50mAもあれば良いと思われますが、リップル軽減の面から最大直流電流は100mAに設定する。B電源は複数の出力を必要とする場合がある。

  7. C電源の電圧は-4.5V、-9V、-22.5Vを基準とする。真空管回路のC電源にはほとんど電流が流れませんが、リップル面から最大電流値は30mAに設定する。C電源は複数の出力を必要とする場合がある。

  8. A電源は比較的精度を要するためアジャスト可能なレギュレータICを使用し、B、C電源は多少上下しても問題ないため、再現性の点でツェナーダイオードを使用する。

  9. 誤配線防止と中空配線を減らすため、部分的にプリント基板を使用する。
良く使われる真空管の諸元(リンクはデータシート)
真空管名称代表メーカーフィラメントプレート
電圧電流電圧電流
WD-11Westinghouse1.1-1.4V0.25A20- 90V0.25- 4.0mA
WD-12Westinghouse1.1-1.2V0.25A45-135V0.25- 4.0mA
864RCA1.1V0.25A22-135V1.00- 3.5mA
00ARCA5.0V0.25A20- 45V1.5mA
01ARCA5.0V0.25A45-180V3.0mA
UV-201ARCA,GE5.0V0.25A135V3.0mA
UX-201ARCA,GE5.0V0.25A135V3.0mA
CX-301ACunningham5.0V0.25A135V3.0mA
A109Philips1.0-1.3V0.06A20-150V2.0mA
UX-112ARCA5.0V0.25A45-180V5.00- 7.7mA
CX-112ACunningham5.0V0.25A45-180V5.20- 7.6mA
215AWesternElectric1.0V0.25A22-100V0.01- 2.2mA
UX-226RCA1.5V1.05A90-180V3.00- 3.8mA
UY-227RCA2.5V1.75A45-180V3.00- 6.0mA
UX-171ARCA5.0V0.25A45-180V12.0-20.0mA
CX-371Cunningham5.0V0.25A45-180V12.0-20.0mA
X99RCA3.0-3.3V0.063A22- 90V2.5mA
V99RCA3.0-3.3V0.063A22- 90V2.5mA
UV-199RCA,GE3.3V0.063A20- 90V2.5mA
UX-199RCA,GE3.3V0.063A20- 90V2.5mA
CX-299Cunningham3.0-3.3V0.063A90V2.5mA
199Cymotron3.0V0.06A20-100V1.00- 4.0mA
200Cymotron5.0V1.00A15- 25V0.25- 1.0mA
201Cymotron5.0V1.00A20-100V1.00-10.0mA
201ACymotron5.0V0.25A20-120V1.00- 6.0mA
6ANVV3.5-4.0V0.20A20- 90V 

Battery Eliminator 回路設計図

ここで電源は、90V、100V、117Vとしましたが、今更「商用電源のドロップアウトなど必要ない」と思えば90Vはいりません。また日本国内だけであれば117Vも不要です。むしろ時代感を出すために、電源スイッチをロータリーにする結果、複数の電源電圧を選択するようにしただけです。

A電源が複数になることはほとんどなく、また供給電圧もラジオ機器によってまちまちなため、可変型三端子レギュレータで1.2V〜6Vを出力させます。A電源は電圧計を見ながらVR1で調整することで、真空管の保護を図ります。

B電源は、22Vのツェナーダイオードで22V〜132Vを得ます。小電力ツェナー+トランジスタで電流ブーストしても良いですが、大電力(5W)ツェナーを直列にして、シンプルに各電圧近傍を得ています。
ほとんどの欧米のバッテリーエリミネーター回路で、同様の構成になっているので、迷わず同じ回路を採用します。
当初は、ボリュームで調整する方法や、ロータリースイッチなどで切替える方法も考えましたが、複数出力への対応を考慮すると複数の回路を要することからツェナー回路に落ち着きました。

C電源は、B電源同様ツェナーダイオードで構成とし、4.3V中電力(0.5W)ツェナー直列で4.3V〜21.5Vを得ています。

配線の手間を省くために、マウント可能な部分的の基板化を図ることにしました。

B、C電源は、複数電圧の供給を考えて、チップジャックを使ってパネル面で差し替える方式にしました。

B−およびC+と、A電源の+側または−側を直結してラジオ機器に接続する場合が多いですが、このコモン接続はラジオ機器によってまちまちなため、チップジャックでコモン接続を行ないます。

A電源の調整を間違えると、高価な真空管を一発で破損してしまうので、スタンバイ・スイッチを設けて、各電源を個別にONするようにします。A→C→Bの順でONにすると、セット側に負担が少ないと思います。
実際のラジオの取扱説明書などでも、Aバッテリーを接続してから、B、Cバッテリーをつなぐように指示して場合もあります。

Atwater Kent Model 9 4445
Atwater Kent Model 20C
Freed-Eisemann Model NR-5
Crosley Model 51 '99
RCA Victor Radiola 16
RCA Victor Radiola 25

Battery Eliminator 部品一覧

デザインにこだわらず、機能面を有する、より安価な一般的な部品を選択するのも方法だが、今回はバッテリーラジオの時代に近づけるため、部品の選定で、前面パネルに出る部品には特に気を使いました。

A電圧をチェックする電圧計は、是非ともアンティークなメーターを使いたいところですが、普通のパネル・メーターでも6Vフルスケールで探すのは至難の業です。
再現性の点から、中国製のアンティーク風のDC100mA電流計(管球アンプの出力管プレート電流用として売られている)に直列抵抗を使って電圧計の代替にします。スケールはCADで作図して自作します。
折角、自作するのでLEDを仕込んで自照式にすることにしました。

⇒⇒パネルメータ加工の詳細(工事中)

電源スイッチとA電圧調整VRのノブは中国製の矢形ツマミを探し出しました。間尺に合わないのか、国産ではほとんど見受けなくなったパーツが、中国で再生しているのが何とも面白い。

パイロット・ランプは、時代風デザインの多治見製ランプ・ホルダーが入手できたので使うことにしました。光源は口金BA9SのLEDランプを選びました。

スタンバイ用のトグル・スイッチは、デザインの統一感を図る目的で、NKKの前面が大きなラージ・ブッシング・タイプが大変マッチします。

機器内をスッキリ仕上げるため電源トランスは特注しました。多少スペースは大きくなりますが、スペースがあるので市販のトランスを組み合わせても良いでしょう。但し2次側はすべて独立していなければ、電源間のアイソレーションができないので要注意。

⇒⇒電源トランスの仕様

基板の入出力端子は、普通のプラスチック・コネクタや直配線でも良いですが、最大6A以上の電流と最大AC160V以上の電圧を取扱うので、入手しやすい適当なコネクタが見つけづらい。WAGOの端子ブロックは、16A(EN規格値)、250V(EN規格値)である点と、比較的太い線でも取扱いやすい点が良い。

前面パネルの出力端子は、複数出力とコモン接続に対応するためにチップジャック(ジョンソン・ターミナル、陸軍ターミナルなど)を並べて使用することにします。

5A可変型三端子レギュレータLM388を使用します。TO-3型(LM388K)が一般的ですが、ローコストタイプのTO-220(LM388T)を選びました。TO-3は、高価(1〜2千円)なだけでなく、ヒートシンクの取り付け穴加工も面倒で、更に基板マウントには向かないため、TO-220がお勧めです。可変三端子レギュレータは、最小電圧付近で大電流でドロップアウトするので、シッカリしたヒートシンクが必要です。

B電源のツェナーダイオードは、電池電圧22.5Vに近いVz=22V、直接ドロップさせるのでPd=5Wの1N5358BRLGを選択しました。C電源のツェナーダイオードはほとんど電流が流れないため何でも良いと思いますが、ここではPd=0.5WのBZX79-C4V3を選択しました。

プリント基板は、世界的に受け入れ先が多く、無料ダウンロードできるEAGLEを使用してアートワークを行いました。プリント基板の小ロット製造会社にEAGLEのデータを送れば、簡単に見積もっていただけます。イスラエルの基板製造会社が安いと評判もありますが、英語が得意でないため国内のメーカーに注文することにしました。

⇒⇒プリント基板の詳細(工事中)

グランパーズ・シャックで在庫しているパーツーは「掲載ページ」でリンクして有りますので、写真、価格、データシートなど参考にして下さい。但し、仕入れが一般流通でないため、在庫のみの販売となるので在庫の確認が必要で、価格が流通価格とは著しく低い場合が多いので、部品商社、秋葉原販売店などでご購入の際は価格と納期に注意が必要です。

パネル・メータ(要加工)矢形ツマミ(中国製)
パイロット・ランプトグルスイッチ(ラージブッシング)
縦型〆枠タイプトランス(特注)プリント基板用端子ブロック
可変三端子レギュレータ(TO-220)5Wツェナーダイオード
プリント基板アートワーク(再調整中)
記号形式番号メーカー名数量仕様備考
IC1LM338TNS1可変型3端子レギュレータ Vo=1.2-37V Io=5A(TO-220)掲載ページ
DB1GBU8D-E3/45Vishay1ダイオード・ブリッジ 8A 200V掲載ページ
DB2-3W08G-E4Fairchild2ダイオード・ブリッジ 1A 600V掲載ページ
ZD1-5BZX79-C4V3Philips5ツェナー・ダイオード 4.3V 0.5W掲載ページ
ZD6-111N5358BRLGON-Semi6ツェナー・ダイオード 22V 5W掲載ページ
C1LGU1C223MELAニチコン1立型ケミコン 22,000uF 16V掲載ページ
C2EKMG160ELL101ME11D日本ケミコン1立型ケミコン 100uF 16Vデータシート
C3RPEF51H104Z2K1A03B村田製作所1積層セラミック 0.1uF 50V汎用品
C4FK24Y5V1H105ZTDK1積層セラミック 1uF 50V汎用品
C5-6EKMG500ELL331MJ16S日本ケミコン2立型ケミコン 330uF 50Vデータシート
C7-8LLS2E221MELZニチコン2立型ケミコン 220uF 250Vデータシート
VR164W-100Vishay1多回転サーメットトリマ 10Ω 1/2Wデータシート
R1MF1/4CCT52A2000Fコーア1金属皮膜抵抗 200Ω 1/4W掲載ページ
R2-3RD50S 0Ωタクマン電子1カーボン抵抗 0KΩ 1/2W掲載ページ
R4RD50S 50Ωタクマン電子1カーボン抵抗 50Ω 1/2W掲載ページ
R5-6MOS1CT52A5100Fコーア2酸化金属皮膜抵抗 510Ω 1W掲載ページ
R7RD25S 51KΩタクマン電子1カーボン抵抗 51KΩ 1/4W汎用品
R8-9ROX3SJ820RTyco2酸化金属皮膜抵抗 820Ω 3W掲載ページ
R10RD25S 100KΩタクマン電子1カーボン抵抗 100KΩ 1/4W汎用品
X1-4237-136WAGO4プリント基板用端子ブロック 6極 Pich=5.08mm 16A/250V掲載ページ
PCBGBE-132特注1ガラスエポキシ片面基板 80mm X 100mm X 1.6mmt 
VR2RV24YN20SB102東京コスモス1炭素皮膜ボリューム 0.25W 1KΩB掲載ページ
SW1HS-13Z日本開閉器1ロータリスイッチ 1回路 4接点 6A/125VAC掲載ページ
SW2-4M-2021L/B日本開閉器3トグルスイッチ ラージブッシング 2極双投 6A/125VAC掲載ページ
PL1-3LH75LC14WN多治見無線3パイロットランプ・ホルダー レンズ=白 ベゼル=ブロンズ 口金=BA9S掲載ページ
LSPD-6WD和泉電気3LEDランプ 発色:白 BA9S 
M1SO-45 100mA中国製1直流電流計100mA 60Ω抵抗で直流電圧計 0-6V パネル製作掲載ページ
MRS25000C6049FCT00Vishay1金属皮膜抵抗 60.4Ω 1% 0.6W ±50ppm/℃掲載ページ
TLY123東芝1LED(3φ、黄色、リードタイプ)掲載ページ
MF1/4CCT52A6800Fコーア2金属皮膜固定抵抗 680Ω 1/4W掲載ページ
HRT203G廣杉計器2M3用ラグ端子 金メッキ処理掲載ページ
JT1T-3025-Wサトーパーツ1チップジャック(白)接地線データシート
JT2T-3025-BLサトーパーツ1チップジャック(青)A電源-陰極データシート
JT3,7T-3025-Yサトーパーツ2チップジャック(黄)A、C電源-陽極データシート
JT4-6T-3025-Gサトーパーツ3チップジャック(緑)C電源-陰極データシート
JT8T-3025-Bサトーパーツ1チップジャック(黒)B電源-陰極データシート
JT9-13T-3025-Rサトーパーツ5チップジャック(赤)B電源-陽極メーカーHP
INLETAC-P01CF01エコー電子1ACインレット IEC-3P 250V/10Aデータシート
FUSEF-4000-Aサトーパーツ1ヒューズホルダー 250V/10A 適合管 6.4×30mm掲載ページ
FGBO 125V 1.5A多摩電用1管ヒューズ 1.5A/125V 6.35×30mm掲載ページ
PT1GPT-1602810特注1トランス P:90-100-117V S:160V/120mA 28V/40mA 10V/6A 70VA 
その他UC26-10-18タカチ電機工業1筐体 金属ケース 外径寸法:260mmW X 100mH X 180mmDUCシリーズ
UCK-P57タカチ電機工業1シャーシ固定金具 UC26-10-18用UCシリーズ
UCC26-18タカチ電機工業1シャーシ 適応ケース UC26-5-18、UC26-10-18UCシリーズ
K7-1中国製2矢型ツマミ 適合シャフト=6.35mmmm掲載ページ
30BS074-L50-Kリョーサン1ヒートシンク 3.4K/WメーカーHP
VCTF-YP3N-YC13行田電線1AC電源ケーブル グレー 7A 2mデータシート

Battery Eliminator 筐体設計図

本来は、バッテリー式ラジオのデザインに合わせたデザイン(木製?)にしたいところですが、再現性、安全性を考えると現行商品のケースに、見える部分に時代風のパーツを使用することで落ち着きました。

筐体は、比較的堅牢でコストパフォーマンスに優れたタカチ工業のUCシリーズを選びました。サイズ検討には、トランスの高さもありますが、表面パネルに付く部品点数が多いため、部品配置の寸法でUC26-10-18としました。

UC26-10-18は、アルミ材のケース(200mmW x 100mmH x 180mmD x 3mmt)、前パネル(1.7mmt)、後パネル(1.5mmt)と鉄+クロメートメッキのサイド金具(上下のケース・カバーをつなぐ)で構成されています。また本ケースの利点は、放熱用スリットがある点です。

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ケース・カバーに取付けビスなどの露出を避けるために、鉄+クロメートメッキのシャーシと同素材のシャーシ固定金具が別売であります。シャーシの使用でスッキリした仕上げが望めるので、お勧めです。

UCシリーズは、前面、背面パネルとも3段階のセットバックが可能です。前面パネルは、チップジャックの挟み込みの位置が、セットバックより小さいと電線の挟み込みが困難になるので1段目に設定します。背面パネルは、AC電源ケーブルのプラグが長いため、できるだけセットバックしたい。更にフューズホルダーのキャップ保護、ヒートシンク先端の保護のために、3段目にセットします。

ヒートシンクは、背面パネルを大きく開口して外気に触れる構造にしたが、露出せずに内蔵でもヒートシンクの効果は充分かもしれません。

前面パネルの表示は、インスタントレタリング、CADデータを作成してフィルムに印刷して貼り付ける方法、彫刻、シルク印刷などが考えられますが、ここではCADでシルク版を作ってシルク印刷を発注することにしました。

⇒⇒ケース、シャーシの加工図面(工事中)

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ラジオ電源結線一覧

実際のバッテリー式真空管ラジオに接続する場合の結線を以下にまとめてみました。各ラジオメーカーの取扱説明書、ボディーの表記などを参考にしていますが、写し間違えなどご容赦下さい。

また同じラジオセットでも、使用する真空管によって供給電圧は変わります。バッテリー式真空管ラジオは古いモノなので、差されている真空管がオリジナルであるとは限りません。実装されている真空管の型番を良く確認してセットすることが重要です。

ここで表記している使用真空管について、当時のマニュアルで確認できたものはマニュアル記載の通りとしましたが、その他については国内外のWebサイトなどで調べて、複数のデータを検証して表を作りました。

A電源は特に注意が必要だが、実際にはラジオセット内のレオスタットで調整される場合が多いので、フィラメントの定格に比べて供給電圧は高めに指定されています。A電源投入の前にレオスタットの位置に気をつけることは申し上げるまでもありません。

B電源は真空管の最大プレート電圧以下を遵守すればさほど過敏になる必要はありません。ただし絶対定格を超える電圧を印加すると悲劇が待っています。

C電源は多少の電位差は問題ないが、極性を間違えるとプレートに大きな電流が流れて、真空管だけでなく、結合トランス、マグネチック・スピーカーなどをオシャカにしかねないので、C電源と言えども要注意です。

表中のリンクは、メーカー発表の資料に基づいて、バッテリー構成と接続をブロック図にしてあります。

メーカー名形式名使用真空管AB1B2B3C1C2コモン結線
Atwater KentModel 5 #4333UV-201A 5pcs6.0V60V45V   (A-)=(B-)
Model 9 #4052 & #4066UV-201A 4pcs6.0V90V20V   (A-)=(B-)
Model 9A #4445AUV-201A 4pcs6.0V90V45V   (A-)=(B-)
Model 10 #4340UV-201A 5pcs6.0V90V20V   (A-)=(B-)
Model 10A #4550 & #4560UV-201A 5pcs6.0V90V45V   (A-)=(B-)
Model 20 #4640 & 4920CX-301A 4pcs + CX-112A,CX-300A,CX-301A6.0V90V22V   (A+)=(B-)
Model 20C #7570201A 4pcs + 200A6.0V90V67V22V4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Model 21UV-199 5pcs4.5V90V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Model 30CX-301A 4pcs + CX-112A,CX-300A,CX-301A + CX-112A,CX-3716.0V90V66V22V4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Model 33CX-301A 4pcs + CX-112A,CX-300A,CX-301A + CX-112A,CX-3716.0V90V66V22V4.5V (B-)=(A-)=(C+)
Model 35CX-301A 4pcs + CX-112A,CX-300A,CX-301A + CX-112A,CX-3716.0V90V66V22V4.5V (B-)=(A-)=(C+)
Model 49CX-301A 4pcs + CX-112A,CX-300A,CX-301A + CX-112A,CX-3716.0V90V66V22V4.5V (B-)=(A-)=(C+)
CrosleyACE Model 3B01A,99,12 3pcs6.0V45V22V    
Trirdyn201A,301A, 3pcs6.0V90V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
UV-199,C-299 3pcs4.5V90V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
WD-12,C-12 3pcs4.5V90V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Model 50UV-2006.0V22V    (A+)=(B-)
Model 51201A,301A 2pcs6.0V90V22V   (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
WD-12,C12 2pcs6.0V45V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
UV-199,C-299 2pcs4.5V45V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Model 52UV-200 + UV-201 2pcs6.0V45V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
WD-12,C12 2pcs6.0V45V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
UV-199,C-299 2pcs4.5V45V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Freed-EisemannModel NR-501A、201A 5pcs6.0V90V45V   (A+)=(B-)
Model NR-601A、201A 5pcs6.0V90V45V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Model NR-7201A,301A 5pcs + 12A,71A6.0V135V90V22V9.0V4.5V(A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Model NR-1201A,201A 4pcs6.0V90V45V   (A+)=(B-)
A. H. GrebeMU-1CX-301A 5pcs6.0V90V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
CX-301A 4pcs + CX-112A6.0V135V22V 9V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Northern ElectricModel R-24215A3.0V90V22V 4.5V (A-)=(B-)=(C+)
PhilcoModel 41-901AG7+1N5G+1H5G+1A5G1.5V90V     
R.C.A. VictorModel AR-812UV-199 6pcs4.5V90V45V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Radiola UUV-199 2pcs4.5V45V    (A+)=(B-)
Radiola VWD-11,864 2pcs4.5V45V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Radiola VAWD-11,864 4pcs4.5V80V20V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Radiola WUV-199 3pcs4.5V90V45V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Radiola XUV-199 2pcs + UV-1394.5V80V40V 6.0V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
UV-201 3pcs6.0V80V40V 6.0V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Radiola YUV-201,201A 6pcs6.0V80V40V 6.0V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Radiola 1601A 5pcs + 12A6.0V135V67V45V9.0V (A-)=(B-)=(C+)
Radiola 17UX-226 4pcs + UY-227 2pcs + UX-171A6.0V135V67V45V9.0V (A-)=(B-)=(C+)
Radiola 21UX-222 2pcs + UX-112A 2pcs + UX-112A,UX-171A6.0V135V67V 9.0V (A-)=(B-)=(C+)
Radiola 24UV-199 6pcs4.5V90V22V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Radiola 25UV-199 6pcs4.5V135V90V45V22.5V4.5V(A+)=(B-)、(A-)=(C+)
Radiola 26UV-199 6pcs4.5V90V45V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
WestinghouseAeriola SeniorWD-113.0V22V     
安中電機製作所AR-36UX-201A,NVV-6A4.5V90V     
AR-46UX-201A,NVV-6A 2pcs4.5V90V     
東京電氣CYMOFONE A-2UV-199 2pcs4.5V45V22V   (A+)=(B-)
愛知時計AI-PHONEVUX-201A + 2266.0V45V    (A+)=(B-)
芝浦製作所JUNOLA 6DUV-199 6pcs4.5V90V45V 4.5V (A+)=(B-)、(A-)=(C+)
KIKUYAMAM.K.SETUX-201A,NVV-6A4.5V45V    (A+)=(B-)
KANEMAN ELECTRICHalodyneUX-201A 3pcs + UX-112A 2pcs6.0V90V45V22V4.5V  

 

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