| 1. | 修理工賃 | 修理に要した工賃は、時間単位で計算します。金額は1時間当たり1500円です。 |
| 2. | 真空管 | ラジオ用、アンプ用のMT管(ミニチュア管)が未使用品で1800〜4500円、中古品で400〜2500円、GT管、ST管(だるま管)が未使用品で3000〜5600円、中古品で800〜3500円です。中古品は真空管試験機でチェックしてから使用します。一般的に出力管は高めですが、ペアチューブは更に高価なものもあります。マジックアイは新品で4000〜8000円程度で、基本的に中古品は使用しません。 |
| 3. | ソケット | 大量生産で使用されていたウエハータイプの新品はほとんどなく、真空管の熱でベークが変色し、安全上の問題からもモールド型のソケットをお勧めしています。モールド型真空管ソケットは新品で250〜900円程度です。ウェハー型のソケットはリベット止めになっている場合が多く、 |
| 4. | バリコン | 真空管ラジオで使用するエアーバリコンには、並三、並四ラジオで使用する単連バリコンと超再生用のいわゆるマメコンがあり、スーパーラジオで使用する2連バリコンがあります。すでに国内メーカーは生産していないので、いずれも新古品は品薄で単連で1600〜2000円、マメコンはほとんど出ません。2連は2000〜3200円となります。バリコンの場合、フィンのショート、絶縁に使っているベークの劣化さえチェックすれば、中古品でも使用できます。中古品は単連1000円前後、マメコンは500〜1200円、2連は1000〜2000円程度です。バリコンの場合、振動防止に使われているゴムの劣化が激しく、ゴムは1式で250円程度かかります。 |
| 5. | コイル | アンテナコイル、OSCコイル、IFT、バーアンテナ、RFC、チョークコイル、高周波バイアス用コイルなどのリークや断線では、オリジナルを重視する場合は、一旦バラして巻きなおします。コイルの巻きなおしは500〜3000円です。ボビン型のコイルは形状が異なりますが新古品で500〜2500円、IFTで新古品800〜1200円、、RFCは新古品で100〜1200円などです。電源用チョークコイルは新品で1200〜13000円に、元穴に合わせた取付金具の製作費がかかります。 |
| 6. | トランス | トランスの断線、リークは、中古品もありますが安全面から新品と交換することをお勧めします。新品のトランスはオリジナルと形状が異なり取付金具を必要としますが、電源トランス3500円〜、出力トランス3700円〜、ドライバートランス、マッチングトランスは2000円〜となります。オリジナルを大切にする場合は、一旦バラして巻きなおししますが、1個3000〜8000円かかります。 |
| 7. | 固定抵抗 | オリジナル重視のL型カーボン抵抗、巻き線抵抗は新品で150〜300円、大型巻き線抵抗は200〜600円、金属皮膜抵抗で50〜250円、セメント抵抗は100〜500円が目安となります。よほど特殊でない限り、中古品は危険ですから使用しません。 |
| 8. | コンデンサ | オリジナル重視のペーパーコンデンサ、オイルコンデンサは新古品で300〜800円、更にメーカーまで一致させると400〜1800円となります。代替でフィルムコンデンサを使用すると50〜400円ですみます。マイカコンデンサ、チタンコンデンサは入手困難。代替でセラミックコンデンサ、スチロールコンデンサの新品で20〜250円となります。戦前の機器で使用されているブロック型オイルコンデンサとなると新古品で2000〜4000円となります。中古品はリークで真空管を壊してしまうこともありますので、特別な場合を除いて使用しません。 |
| 9. | ケミコン | 真空管回路で使用するケミコン(電解コンデンサ)は高耐圧が要求されます。更に容量も大きすぎるとかえって他の部品を傷めることにもなり、適当な容量の選定が必要です。おもに複合型のブロックコンデンサと単一のチューブラ型、ラジアル型があります。オリジナル重視の場合、ブロック型の新古品で800〜2500円、チューブラ型新品で150〜600円です。代替の場合はラジアル型が100〜300円で安価です。外観を重視する場合はブロック型の中にラジアル型仕込むことも可能です。中古品は容量抜け、爆発の危険もありますので、ほとんど使用しません。 |
| 10. | ボリューム | ボリュームのガリは最も多い故障です。接点復活剤でダマシだまし使うのが、最も安価な方法です。交換する場合、特殊な形状や数値のボリュームは入手がほとんど絶望的です。ラジオで一般的な500KΩAのS付き、シャフト長50mmの未使用品は2500〜4000円です。妖しげな中古品で500円前後で売っているものもありますが、当店では品質保証できないために使いません。ボリュームが外に露出することは、ほとんどないため、新品500〜800円のボリュームを使用し、シャフト改造400円、スイッチ機構追加600円という方法もあります。テープデッキで困るのが2連ボリュームです。程度の良い中古品を選んで付替えると800円前後ですみます。 |
| 11. | スイッチ | ボリュームについで接触不良の多いのがバンド切替スイッチです。ロータリースイッチは、オリジナルとは多少形状が異なりますが380〜2100円で新品が揃います。テープデッキやギターアンプで使われているプッシュスイッチは代替を探すのが困難ですので、分解して清掃する程度です。最悪の場合は形状の違うスイッチと交換しなければならないこともありますが、近い形状を探すと新品で1000〜3000円かかります。 |
| 12. | ツマミ | 復元修理で困るひとつがオリジナルのツマミです。付いていたツマミが、オリジナルだと思っていたところ「本物は違う形状であった」など良くあることです。珍しい機器のオリジナルなツマミは、ほとんど入手不可能です。そうした場合、オリジナルに拘るのであれば、旋盤、フライス盤で引き出して製作すると1個1000〜3000円になります。同時代のツマミで揃っているものに交換する方法であれば1個300〜800円ですみます。 |
| 13. | 配線材料 | 140〜400Vの高電圧が加わる真空管回路の内部配線は、被覆の劣化により危険な状態になっている場合を見かけます。5球スーパーの内部配線をオリジナルに近い線材やエンパイヤチューブで全面交換すると材料費だけで2000〜4000円となります。代替でビニール系電線KIVを使用した場合は600円程度です。電源コードは、袋丸打ち(黒布製)1.5m+丸型ACプラグ(黒)で550円、戦後のオリジナルに近い平行ビニール(茶)1.5m+平型ACプラグ(白)で470円です。袋打ちは、綿糸で端部処理しますので工賃がかかります。代替の一体モールド型(灰)で180円です。 |
| 15. | ヘッド交換 | 取外し品で探す。録音、再生、消去 |
| 16. | ピンチローラ | キャプスタンの偏芯は、ほぼ絶望的。ティアック系が在庫豊富 |
| 17. | 駆動ベルト | キャプスタンとカウンター用。ティアック系が在庫豊富 |
| 18. | モーター | 取外し品のみ。在庫がなければ、出てくるまでお待ちいただく。 |
| 19. | ソレノイド | 取外し品のみ。在庫がなければ、出てくるまでお待ちいただく。 |
| 20. | VUメータ | 取外し品。ティアック系が在庫豊富 |
| 21. | オールペイント | 外注の場合は一括見積。内訌の場合は、剥離剤、下地処理、オイルステイン、クリアラッカー、研磨剤などの消耗品 |
| 22. | レタッチ | 木製塗装の場合。木製レザー張りの場合。プラスチック筐体の場合。 |